日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告
8・14日本軍「慰安婦」メモリアル・デーを国連記念日に! 金学順さんから始まった『#Me Too』 〜性産業における被害相談の現場から〜
日 時 : 2018年8月12日(日) 14:00〜 ⇒17:00〜パレード
会 場 : ドーンセンター 1Fパフォーマンススペース
講 演 : 金尻カズナさん 「ポルノ被害と性暴力を考える(PAPS)」
トークセッション : 金尻カズナ×松村徳子(日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク/デートDV防止教育ファシリテーター)
共 催 : 日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク/日本軍「慰安婦」問題解決全国行動
【報告】
PAPS(ぱっぷす ポルノ被害と性暴力を考える会)理事として、ポルノの制作、販売・流布や性産業にかかわり困っている被害者たちを支援している金尻さんは、アダルトビデオへの出演をたくみに強要され、そこから抜けられなくなった幾つかの被害実例を具体的に話されました。被害者の女性や男性は、モデル業に勧誘され、身分証明書や学生証のコピーを取られ、やがて仕事の実態を知った時には、なんとかやめたいとあらゆる努力をするものの、どうにもならないと絶望し、諦めてしまうと、撮影に関わる側との一体感さえ生じてゆくというお話でした。
これを聞いて、日本軍「慰安婦」被害女性たちも、自分の置かれた絶望的な性奴隷の状況を受け入れることでしか生き延びられなかったのだろうと思いました。
PAPSは現在400件以上の相談を受け、大切なのは可視化することと考え、性売買事業者を社会にひっぱりだそうとしています。「大阪には飛田新地がありますが、ここは可視化されていますか?」との金尻さんの問いかけが参加者の心に鋭く迫る講演会となりました。
今回の集会のために準備した絵本「花ばぁば」のカードセッション
音楽とあわせて初披露しました。
終了後は、大阪市庁舎前までパレードし、道行く人々に<「慰安婦」像は歴史の記憶、歴史を無視する市長はいらない>と訴えました。
2018年08月12日(日)
No.78
(報告)
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