日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告

徐阿英さん 死去


6月2日の夜、中国浙江省金華市で、日本軍性奴隷制被害者、徐阿英さんが亡くなられました。
92才でした。

16才の時に集落に侵略してきた日本軍に捕まり無理矢理日本軍の陣地に拉致され性奴隷被害を受けました。
1ケ月後、ほかの16人の被害女性とともに、この地に展開していた革命武装勢力によって助け出されました。
しかし一週間後、買い物に出た際に不運にも再び日本軍に捕まり、金華中山埠頭の日本軍の拠点、及び雅堂街の「慰安所」で、3年間、性奴隷被害をうけました。

日本軍から受けた屈辱的な記憶は深刻であり、身体と心に大きな傷を受けました。
上海師範大学中国「慰安婦」問題研究センターのボランティアら事情を知る人々は、徐阿英さんと深く接触する度に悲しみがこみあげ、辛い思いをしたといいます。
毎年、上海の中高生たちが研究センターを通じて徐阿英さんに新年のカードと手紙を贈っていました。

6月4日のお葬式には研究センターからも参列し、お花を贈ったそうです。
亡くなられた徐阿英さんに深く哀悼の意を表し、どうか安らかに眠られるよう、心からお祈りいたします。

(上海師範大学中国「慰安婦」問題研究センターのウエイボーより)



※中国の生存被害女性は17人となりました。








2019年06月02日(日) No.49 (訃報)

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