日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告

第156回 大阪駅前水曜集会




日  時 : 2019年8月7日(水) 19:00〜
会  場 : ヨドバシ梅田前


【報告】



8月の水曜集会はいつものように水曜デモの歌から始まり55人が参加しました。

関西ネットから7月13日の10周年記念イベントの報告、続けて国際芸術祭あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」が突然中止されたことに関連して、9日に暴言を繰り返した松井大阪市長に対する緊急抗議申し入れ行動と、市役所前抗議行動を決定したことを報告、参加を呼びかけました。



労働組合で働く者の立場から取り組みを続けて来られた大椿ゆうこさんは、「徴用工の問題でもいつも労働者は置き去りにされる、働く者がきちんと納得するまで闘い続けるのは当然で、国にそれを止める権利はなく、国と国との話し合いで決めるものではない」とアピールされました。日本軍「慰安婦」問題における「日韓合意」が、まさに国と国との話し合いの末、日本政府が終わったとしていることと全く同じです。大椿さんは、先日の参議選挙では惜しくも当選はなりませんでしたが、今後につながる元気いっぱいのアピールでした。



水曜ダンサーズによる「パウィチョロン」の踊りの後、高槻市議の高木さんから「子どもたちと考える戦争と平和」展について、「公共の施設でヘイトスピーチのパネル展をさせてしまったことから、未来を担う子どもたちに本当の戦争の歴史を学んでほしいと4年前から開かれています。加害の歴史を学び、世界の人々と友好と平和めざす展示です」と、アピールがありました。



8・14日本軍「慰安婦」メモリアル・デーの取り組みは、水曜デモ1400回世界同時アクションとして、各地で取り組まれますが、神戸では今月18日より在日朝鮮人「慰安婦」被害者の宋神道さんの写真展が開催されます。映画上映や講演会の周知についてアピールがありました。

7月13日の関西ネットの10周年のつどいでは、次世代トークとして6人の若者によるトークがありました。参加した若者から「事前のトークをどうするかという話し合いの過程で時間を取って話し合えた。参加した人は自分たちが勉強して議論しなければならないと考えたと思う。」と報告がありました。



この日、名古屋のトリエンナーレ会場前でのスタンディング行動と、河村名古屋市長への抗議行動、さらに大村愛知県知事への申し入れに参加して来たMさんより報告がありました。現地では展示の再開を求めて連日会場前でのスタンディングを行っているとのことで、ぜひ応援に駆け付けてほしいと呼びかけられました。



イムジン河の歌の後は、例年、開催されている釜ヶ崎の夏祭りについて、「お盆休みのこの時期に仕事が無くなってしまう人たちのために始めた夏祭り、関西ネットからも連帯のアピールをしてもらっている。」と参加呼びかけアピールがありました。毎回、水曜集会に参加して私たちを見守ってくださっている釜日労の仲間たちの、差別に立ち向かう姿勢を改めて知り、連帯の絆を感じました。

参加者のみなさんに釜ヶ崎の夏祭りのカンパをよびかけ、 集まったカンパは12日に実行委員会に伝達しました。



最後に元気よくシュプレヒコ−ルをして行動を終えました。



2019年08月07日(水) No.21 (報告)

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