日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告

8/9 松井大阪市長に対する申し入れと抗議行動を行いました!




日  時 : 2019年8月9日(金) 16:00〜
会  場 : 大阪市役所内会議室


【報告】



<賛同団体署名、80団体!>

松井大阪市長に対する抗議声明への賛同は前日8日の午後から9日のお昼まで、わずか22時間でしたが、全国から多くの
賛同が寄せられました。

今回の事態に対する関心の高さと、松井市長発言に対する驚きと怒りの大きさを感じました。
ご賛同いただいた各団体のみなさまにこの場を借りて感謝申し上げます。


<申し入れ行動>

緊急呼びかけにもかかわらず40名を超える市民が参加しました。
松井市長に代わって政策企画室秘書担当課課長代理が対応、声明を読み上げ伝達後に私たちの思いをおよそ1時間にわたって伝えました。



【主な意見】

・事前に伝えていたのに市長本人が出てこないのはおかしい。(市長に勤務時間はないとのこと)
一人一人の声を市長にちゃんと伝えると同時に、市長はここにきて説明してほしい。
・選挙の時だけ「市民の声を聴く」と言って、選挙が終わったら無視するのか。
・「平和の少女像」及び「慰安婦」問題に対する市長の認識は日本政府の公式立場からもかけ離れており、記者会見での発言はまさにヘイト・スピーチそのもの。
大阪市のヘイト・スピーチ条例に違反するばかりか、右派の攻撃を扇動するものだ。
・橋下市長以降、歴代維新市長は「慰安婦」問題を真っ向から否定し、女性の人権を踏みにじる言動を繰り返している。
・「日本人を蔑み、陥れる像」など、アベ政権と違う意見は認めず、人々を戦争へと向かわせた戦前を思い起こさせる言動だ。
・市長は教育施策にも携わる立場、教育が歪められ、本当のことが教えられない、深刻な事態に陥っている。
・明確な根拠も示さず「慰安婦」問題を「完全なデマ」と決めつける、こんな市長の下で人権教育なんてできない!
・大阪市としての多文化共生の中身が問われている。
・「平和の少女像」がつくられた背景には、被害者の平和と女性の人権を守るという意志が込められている。

韓国の作者は自国の被害者にきちんと向き合ってこなかった反省を込めて少女像を制作したと話している。
「反日の像」ではない。
・市長が「完全なデマ」「軍の関与で強制連行された慰安婦はいない」など断言する根拠を知りたい。「言ったもの勝ち」の発言は公人として許されるのか。
・市長の物議をかもす発言の真意はどこにあるのか。市に自浄作用はあるのか。

…その他


市側は「聴いた内容は市長に伝える」というものの、回答などはしないと明言。
今後、市長の謝罪や発言撤回を引き出すために、次の対応を各々が考え、行動していきましょう。


<市役所前スタンディング行動>



やはり40名ほどが参加して、40分にわたってマイクアピール、チラシ配布などを行い、市民に訴えました。

≪コール≫
松井市長は「慰安婦」問題への暴言を撤回せよ!
松井市長は日本軍「慰安婦」被害者に謝罪せよ!
松井市長の「慰安婦」否定発言 許さないぞ!
「慰安婦」問題を「デマ」だと言い捨てる松井市長、即刻退陣
表現の不自由展への 脅迫、攻撃 許さないぞ!
「平和の少女像」への攻撃を許さないぞ!
「平和の少女像」は、平和と人権の象徴だ!
「平和の少女像」は、女性への暴力根絶の願いだ!
松井市長は「「慰安婦」問題への暴言を撤回せよ!
松井市長は日本軍「慰安婦」被害者に謝罪せよ!


2019年08月09日(金) No.20 (報告)

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