日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告

8.14 日本軍「慰安婦」メモリアルデー in Osaka 2019 ー希望のバトンをつなぐー




日  時 : 2019年8月12日(月・休) 13:30〜
会  場 : ドーンセンター5F 特別会議室


【報告】





8月12日午後1時半より、第7回8・14日本軍「慰安婦」メモリアル・デー「希望のバトンをつなぐ」を開催しました。
あいちトリエンナーレ2019企画展「表現の不自由展・その後」の突然の中止や、韓国徴用工問題の大法院判決をめぐる日本政府のホワイト国除外措置などもあって、市民の関心は高く、会場は170名を超える人々で熱気に包まれました。



最初にソウルの日本大使館前水曜集会1000回を機に韓国挺身隊問題対策協議会が制作した映像「希望へとはばたく蝶〜20年の歴史 ハルモニの平和」を上映。金学順さんの名のり出から始まった20年間の解決運動の歩みと、水曜デモの歴史、「平和の碑」の意味をあらためて振り返りました。
続けて、今年のキボタネツアーに参加した2人の大学生から様々な追悼施設や博物館を訪ね、また韓国の学生らとの交流体験を通じて感じたこと、被害者への思いなどが語られました。知って感じた悔しさや怒りの気持ちを同世代にどう伝え、つなげていくのか、今後の自分自身の問題として真摯に向き合う姿勢に参加者からも熱い拍手が送られた。



休憩を挟んで7月13日の関西ネット10周年に合わせて制作された10年間の運動を振り返る映像が上映されました。合わせて、当日の写真や映像を通じてサバイバーの吉元玉(キル・ウオノク)ハルモニと尹美香(ユン・ミヒャン)代表とのやり取りや、ハルモニの歌う様子、尹美香代表の講演の一部として関西ネットへ送る言葉の紹介、交流会での遠くからの参加者からの暖かいメッセージなどが次々紹介、当日参加できなかった人もほんの少し当日の雰囲気を楽しめたのではないでしょうか。
方清子さんのお話では、あらためて金学順さんの勇気をたたえ、その歴史的意味は現代の性暴力社会においても重要性を増していること、「表現の不自由展・その後」をめぐる市長や知事らによる根拠のない「完全なデマ」「日本国民を傷つける」などの発言はアベ政権忖度発言でもあり、扇動ともいうべきものと批判しました。







続けて「性暴力を許さない女の会」よりアピールを受けました。7月にあった伊藤詩織さんの裁判の様子や、この間強制性交等致傷罪や父親からの性的虐待、準強姦罪公判の無罪判決が続いていることを例に、日本社会が驚くほど男性中心的で、性暴力を容認し女性の責任を問う社会であるか、問題をわかりやすくユーモアを交えて語り、共感の声がひろがりました。
最後に第7回8・14日本軍「慰安婦」メモリアル・デーに際して発表された全国行動のアピール文が読み上げられ、参加者の賛同を確認して集会を終えました。会場から中之島までのパレードには猛暑の中、およそ100名の市民らが参加し、沿道の市民に訴えました。



「表現の自由」は民主主義のかなめ
少女像」への攻撃止めよう
女性の人権、侵害許さない
戦時性暴力ない世界作ろう
「Me Too、 With You」 「Me Too、 With You」
今こそみんなで声挙げよう




2019年08月12日(月) No.19 (報告)

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