日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告

第167回大阪駅前水曜集会




日  時 : 2020年7月1日(水) 19:00〜
会  場 : ヨドバシ梅田前

【報告】


三ヵ月ぶりに、いつもの場所で水曜集会を行いました。梅雨の晴れ間に、新型コロナウイルス感染をお互いに気遣いながら間隔を空けて、50名が参加しました。「今までで一番心に響いた!」「みんなに会えて、元気が出た!」等、いろいろな困難を乗り越えて、闘いを続けていこうと確認し合いました。

まず、水曜デモの歌を4番まで歌って、開始しました。

関西ネットからは、「この間、私たちを襲ったのはコロナだけではなかった」と韓国で起きていることを報告し、連帯・支援していこうと呼びかけました。
尹美香(ユンミヒャン)さんは20代半ばで運動に参加し、被害者の声を聴きに地方を回るうちに人生をかけてこの問題に取り組むことを決意した人です。現代の性暴力や、平和と女性の人権についても、国境を越えて訴え続けてきました。5月7日、李容洙(イヨンス)ハルモニは「日本政府の謝罪と賠償は百年、千年たっても受ける」ということも発言されています。ところが野党の保守系政党や保守系メディアは、被害者とともに解決を求め続ける正義連は「反日勢力」、日韓の「未来志向的関係」にとって邪魔者と、文政権に傷をつけて保守勢力復権を実現するために攻撃を続けています。日本のメディアも韓国保守派の主張を垂れ流し、まさに日韓の保守勢力が連携していると言えます。
ソウルでは、28年間水曜集会を開催してきた「平和の碑」が建つ道路の使用許可を保守勢力が先に取り、先週から使えなくしています。しかし、近くの場所に大勢が集まって元気よく水曜集会を開催し、ネットで同時配信もしています。正義連は連日、声明発表や記者会見で反論していますが、メディアは決して報道しません。日本軍「慰安婦」問題解決全国行動のHPに、正義連の声明等が掲載されているので、ぜひ読んでください。



子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会から、「慰安婦」問題が保守勢力にとっていかに大きな問題であるかが話されました。1997年、中学校の全歴史教科書に「慰安婦」問題が記述されたため保守勢力は大きな危機感を抱き、記述をなくさせました。2015年に学び舎が、今年は山川出版も記述しましたが、育鵬社は公民の教科書に朝日新聞が誤報を認めたことを記述しました。大阪市・泉佐野市・四條畷市・河内長野市等での育鵬社の教科書採択にストップを、「慰安婦」問題は私たち日本人が最後まで追及しなければいけない問題だ等と訴えられました。



久しぶりに、「パウィチョロン」を12名が伸びやかに踊りました。

朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪からは、5月12日正午から「大阪府庁前・火曜日行動」を復活したと報告されました。さらに、国は学生支援緊急給付金支給を「朝鮮大学は各種学校」として対象から排除しているが、ここまで差別するのかと怒りを禁じ得ない、また大阪府は財源があるにも関わらず、10万円の一時立て替え支給もしないでコロナ禍での困窮者を放置して都構想推進に邁進しているのは許せない等と批判されました。



みんなで心を一つにして、「ハナ」を歌いました。

森友学園問題を考える会から、6月15日に「佐川元理財局長の再証人喚問を求める署名」13万436筆を野党合同森友問題再検証チームに託したことが報告されました。同じ日、公文書改ざんを強制され自殺に追い込まれた赤木俊夫さんの妻雅子さんも「有識者による第三者委員会での調査」を求める署名35万2659筆を内閣府に提出し、雅子さんが改ざんの真相を求めて国と佐川元局長を提訴した裁判も7月15日から大阪地裁で始まります。さまざまな角度から安倍政権を追及し、ボディーブローを効かせていこうと訴えられました。



「共に行こうこの道」を歌った後、「私たちは負けないぞ!」等と、いつもの元気が出るコールをしました。正義連に応援メッセージを送るため、今回はその様子を撮影しました。



2020年07月01日(水) No.63 (報告)

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