日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告
ジェラルダ・カルドーゾさん(東ティモール) 死去
東ティモールのジェラルダ・カルドーゾさんが亡くなったとの知らせが現地支援団体(東ティモール人権協会)から今朝、ありました。
家族から連絡を受けたとのことです。
詳しい状況についてはこれからわかるでしょうが、ご冥福をお祈りいたします。
ジェラルダ・カルドーゾさんはコバリマ県ティロマール出身で、この間コバリマ県のサレレというところに住んでいました。
大戦中、日本兵がティロマールにやってきてまずはスアイ(コバリマ県の県庁所在地)に連れて行かれ、昼間はサゴ椰子の加工(でんぷんを日本軍の食料にする)に従事し、夜は「慰安所」で働かされました。
その後、海岸近くのベコや山間部のボボナロ(日本軍の主要な駐屯地)の「慰安所」で終戦まで働かされました。
「慰安所」では女性たちに水浴びをさせていたダノという軍人や、コンドームを洗っていたノブチという軍人の名前を覚えています。
戦後、結婚を前に、自分の経験について相手に話しました。
「それはどうでもいい!そうしていなかったら殺されていたよ!」と言われて、結婚したそうです。
娘が生まれましたがその後亡くなり、孫と連絡を取りながら暮らしていました。
−2021年2月16日 松野明久 東チモール連絡協議会−
ジェラルダ・カルドーゾさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
2021年02月16日(火)
No.81
(訃報)
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