日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告
李玉先(イ・オクソン)ハルモニさん 死去
年の瀬に思いがけない訃報が届きました。
ナヌムの家に居住されていた李玉先(イ・オクソン)ハルモニが12月26日夜に老衰で亡くなられたとのことです。
人と話すのが好きな明るい李玉先ハルモニでしたが、ナヌムの家の体制の問題やコロナのためにここ数年は支援者と会うこともままなりませんでした。
最後までご苦労の多かったハルモニですが、どうか安らかに眠られることを心より祈ります。
韓国の生存ハルモニは10名となりました。
今年も一年、大変お世話になりました。
来年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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李玉先(イ・オクソン)ハルモニは1928年に大邱で生まれました。
1944年10月頃、日本の軍人が家にやって来て日本の工場に就職させてやると言いました。両親が嫌だと言って言い争いましたが、結局強制的に連行されました。
連行された所は満州 の海城で、日本の軍隊が駐屯していました。
そこにあった慰安所でハルモニは、日本軍性奴隷として被害を受けました。言われる通りにしなければ暴力を受け、その時に足をひどくケガして長い間足を引きずっていました。
ある日近所にいた中国人から朝鮮が解放されたと聞きました。
その人の援けで新義州まで来て、列車に乗って故郷の大邱に帰ることができました。しかし身体も心も病気のハルモニにとって、故郷も心穏やかに過ごせる場所ではありませんでした。家族には被害事実を言えないまま、満州に行って来たとだけ言いました。
それ以降、俗離山にある村で薬草の行商をして暮らしました。
ハルモニは1993年、韓国政府に日本軍「慰安婦」被害者として登録され、水曜デモに参加するなど、日本軍性奴隷制問題解決のための活動を熱心にされました。
「ナヌムの家」に暮らしていたハルモニは、26日の夜9時40分頃に老衰で逝去されました。葬儀場は慶尚道広州市京案(キョンアン)葬儀場101号です。
李玉先ハルモニのご冥福を祈ります。
2022.12.27.
日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯
2022年12月26日(月)
No.145
(訃報)
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