日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク * 活動報告
第211回大阪駅前水曜集会
日 時 : 2024年4月3日(水) 19:00〜
会 場 : ヨドバシ梅田前
【報告】
時折雨粒が落ちてくる中、新年度初めの水曜集会が開催されました。
関西ネット報告
韓国ソウル高裁が「不法行為例外」を認め、原告勝訴判決を下したことで、中国上海の中国人「慰安婦」被害者遺族ら18人が日本政府の責任を問う損害賠償訴訟を準備しているほか、韓国国内でも他の被害者遺族が訴訟準備しているとの消息が伝えられました。
今後世界各地で起こっている侵略戦争や戦時性暴力被害者救済への道が開かれたと言えます。
また、中学校の歴史教科書検定で「山川出版」「学び舎」のみが「慰安婦」関連記述を残したことが報告されました。
3・8国際女性デーに合わせて開催した3・17集会で講師小川たまかさんが、杉田水脈議員がしているのはヘイトスピーチを繰り返す人たちに向けてその攻撃対象が誰なのか何なのかを示すSNS発信行為は「犬笛」という行為であって断じて許されないと話したほか、集会参加者の発言報告と最近の杉田水脈議員の男性中心社会に迎合する発言に強く抗議しました。
(集会詳細はHPで)
次に3・17集会に参加した希望のたね基金のメンバーから感想とアピールがありました。
小川たまかさんのお話で杉田水脈議員の差別を扇動するような行為に対して指をさされた側に立つ、立とうと呼びかけられたことは、性暴力裁判を繰り返し傍聴してきたからこその重みある言葉だと感じたことを話してくれました。
合わせてジャニー喜多川氏の性加害について補償等を行うSMILE-UP(旧ジャニーズ事務所)東山社長へのBBCが行ったインタビューについて報告、被害を訴えた側へのSNS等の誹謗中傷について「表現の自由」と発言するなど、加害者の立場に立っていると厳しく指摘しました。
パレスチナと繋がる写真展プロジェクトのマクルバーのメンバーがアピール。
イスラエルによるガザへの攻撃は6ヶ月を過ぎて凄惨な状況が続いている。
ガザの町やそこに暮らす人々がそのまま無くなってしまうのではないかという悲しい思いが現実味を帯びてきたと感じている。
物資を届ける支援団体NGOに対する攻撃などイスラエルが行っているのはジェノサイドという十分すぎる証拠がある。
梅田のようなキラキラしている所にいたり、普通に生活していると忘れてしまうが、6ヶ月にわたって狭いガザ地区に220万人捕らわれてどこにも行けなくて攻撃を受けている人々がいることを繰り返し思い出すことが必要だと訴えました。
今回の花ハルモニは、宋神道ハルモニのセキチク(負けずに堂々と)でした。
いつもの「花」歌唱、「パウィチョロン」律動は集会を彩ってくれました。
最後は、いつものようにシュプレヒコールで締めくくりました。
2024年04月03日(水)
No.206
(報告)
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